***田園空間計画小委員会***


日本建築学会農村計画委員会シンポジウム
  農村計画学会関東地区セミナーのお知らせ

「ラ−バンデザイン 都市×農村のまちづくり」 
  日時: 12/15(土) 13:30〜17:00
  場所: 東京大学柏キャンパス 新領域環境棟1階FSホール
      
・場所:http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam03_01_06_j.html
       ・アクセス:http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/map03_02_j.html

 趣旨:
  この度、日本建築学会農村計画委員会のラ−バンデザイン出版WGから
 『ラ−バンデザイン「都市×農村」のまちづくり』が出版された。

    このタイトルの中にあるラ−バン(rurban)という耳慣れない言葉は、1915年に
 アメリカの農村社会学者C.J.Galpinが、小さな田舎町とその周辺に居住する農民の
 社会的関係に着目して用いた造語であるが、ラ−バンがア−バン(urban:都市の)
 とル−ラル(rural:農村の)の合成語であることに着目し、本書では
 「都市的環境と農的自然環境の混住」「都市的生活者と農業的生活者(農業者)の混住」
 という状況を示す言葉として「ラ−バン」を用いている。


  このような混在・混住は日本のいたるところに見られる定常化した地域像であり、
 国土を形成する主要な地域像であるが、これらの地域の現状は土地利用・景観・
 コミュニティなど様々な面で問題を抱えており、これらを秩序ある地域として再構築
 することは極めて重要な課題である。そして、このような状況におけるラ−バンエリアに
 おいては、その混在・混住を容認・受容し、混在・混住する「もの・人・機能」の
 連携・補完により諸問題を解決し、同時に共生の生活・生活環境を構築することが
 今日的な課題である。また、画一的であったラ−バンライフが多様化し、多様な
 ラ−バンエリアが出現しつつある今日、ラ−バンエリアの現状認識を脱し、ラ−バンエリアを
 より魅力的な生活空間として積極的にデザインしていく意識改革が必要である。

  今回のシンポジウムではこのような問題認識を踏まえ、あらためて農業農村工学、
 都市計画学、農村計画学、建築学などの分野から現状の取り組みや今後の展望を議論したい。




  
開会挨拶:川嶋雅章明治大学:建築学会農村計画委員会田園空間計画小委員会主査、農村計画学会学術交流委員長
  
  出版報告:神田徳蔵(東京理科大学:ラ−バンデザイン出版WG主査)

  話題提供:1.農業農村工学の立場から
                山路永司 東京大学大学院新領域創成科学研究科環境学研究系 国際協力学専攻

       2.都市計画学の立場から

            小場瀬令二(筑波大学
大学院 システム情報工学研究科
社会システム・マネジメント専攻

       3.地域デザインの立場「
柏の葉キャンパスシティの事例」から

                   前田英寿(柏の葉アーバンデザインセンターUDCK副センター長)

  パネルディスカッション

    座長:岩田俊二(三重短期大学)


      話題提供者全員

      閉会挨拶:池辺このみ(ニッセイ基礎研究所:農村計画学会学術交流委員会担当理事)

主催:日本建築学会農村計画委員会田園空間計画小委員会

共催:農村計画学会学術交流委員会関東地区セミナー


設置目的
今後、都市化社会から都市型社会へ移行する中で、循環、自然共生、
災害、快適なコミュニティなどの総合性、地域性を踏まえた持続可能な
地域(農村と都市)の空間形成のための計画論を検討する。



委員構成
主査:川嶋 雅章(明治大学)
幹事:高橋 隆博(地域・建築設計工房)
委員:
藤沢 直樹(日本大学)
   岩田 俊二(三重短期大学)

   浦上 健司((株)インテージ)
   漆原 浩雄(ポラン地域計画研究室)
   蟹江 好弘(足利工業大学)
   神田 徳蔵(東京理科大学)
   岸本 充弘(Inflection Net)
   斎尾直子(筑波大学)
   齋藤雪彦(千葉大学)
   鈴木 要(読売東京理工専門学校)
   三国 政勝(千葉大学)


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